8月25日に発生した徳島自動車道での追突事故の原因が分かってきました。
停車していたマイクロバス側にも原因がありました。
トラック会社の社長のコメントや動画もあります。
徳島県鳴門市の追突事故の原因は両者にある

事故の概要
- 事故現場は、徳島自動車道下り車線で鳴門ジャンクション(JCT)から徳島市街の方向に約400mの地点で、緩やかなカーブ
- 故障のため路肩に停車していたマイクロバスにトラックが追突
- バス運転手岡本勉さんと、富岡西高校1年の森下汐音さんが亡くなってしまう
今回の事故は、トラック運転手の過失と高速道路に停車していたマイクロバス運転手の過失が引き起こしていました。
東西物流の菊池誉司容疑者の過失
今回の衝突事故を起こした主な原因としては、東西物流のトラック運転手・菊池誉司容疑者の過失になります。
その過失について菊池誉司容疑者が語りました。
「前をよく見ていなかった」
ちなみに、菊池誉司容疑者に持病はなく、アルコールも検出されませんでした。
また、ブレーキ跡はありませんでした。
徳島県警は、菊池容疑者の前方不注視が事故の原因とみて詳しく調べているとのことです。
一方で、徳島自動車道の路肩に停車していたマイクロバス側にも問題がありました。
マイクロバス運転手の岡本勉にも問題あり
高速道路では、事故・故障・急病などやむを得ない場合には駐停車が認められています。
ただその場合にやらなければいけないことがあります。
それは以下です。
- ハザードランプを点灯して路肩又は路側帯に停車する
- 同乗者はガードレールの外などに避難させる
- 三角表示板や発煙筒を車の後方に設置する
- 道路緊急ダイヤルや非常電話などで通報する
先に申し上げると、阿波中央バスのマイクロバス運転手の岡本勉さんがしていたのは①のみでした。
マイクロバス運転手の岡本勉さんがしたことは会社に代車の要請をしたということしか情報はありませんでした。
【バス会社の担当者】
「トラブルで路肩に停めたことから始まってるんです。バスが動かないか何かで迎えに来てほしいと」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00000008-kantelev-l36
エンジントラブルで停車していたようですが、この場合(故障などの場合)は、道路緊急ダイヤルの#9910に電話をしなければいけませんでした。
(事故の場合は110番に電話)
高校生らをマイクロバスから降ろしてガードレールの外などに移動させるのが決まりです。
発煙筒をたいていたかどうかの真偽は不明ですが、25日の現場検証では三角表示板は置かれていませんでした。
マイクロバス運転手の岡本勉さんの知識不足や認識の甘さも今回の事故を誘発する原因でした。
高速道路上は路側帯であっても駐停車禁止で法律違反。
高速道路上に故障で駐停車してたなら整備不良でこれも違反。このバスは法律違反して事故を誘発した。
バス運転手がしなければならなかったことは以下の3つ。
①後続車両への注意喚起で事故を防ぐこと。
②乗員の避難誘導。
③警察への通報。ひとつもしていない時点でこの運転手の無責任さが露呈している。
①は三角停止板や発煙筒が積載されていなかった可能性がある。
②はもうしない理由が意味不明。
③は違反切符を切られたくなかったか。可能性の話だが、①②③でこの事故は防げたろう。
トラック運送屋の社長が思いのほかマトモなこと指摘してるんで驚いたわ。
まあ、事故の過失はトラックで間違いないが、被害者ぶってたらバス会社はダメだな。
早く反省の会見しろよ。引用:http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1503792497/-100
東西物流の社長和田康男のコメント
「若い方が亡くなり大変申し訳なく思う。」
としながらも
「車内に人を乗せたままで1時間も路肩に止まっていた。安全な所に避難させておくべきだった。」
とマイクロバス運転手岡本勉さんの対応を批判しました。
後半に和田康男社長が登場
(前方不注意が悪いことは明らかなのですが)
追突したほうが悪いと考えてしまいますが、高速道路に停車していた側にも原因がありました。
高速道路で駐停車する場合の対応を改めて認識させられました。
こういう事故は跡を絶ちませんが、自動車の運転手であるという意識と知識を持ち合わせる必要があると思います。
少しでもこういう事故が無くなればと思います。
ご冥福をお祈りします。