建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズさんが創立し、松居一代さんが通った学校とはどこでどんな学校なのか。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんの経歴も含め見てみます。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ プロフィール

生年月日:1880年10月28日
没:1964年5月7日
出身地:アメリカ
職業:建築家
多数の西洋建築を日本に残した人物。
建築の種類も多岐にわたる。
・学校
・教会
・個人宅
・郵便局
・百貨店
・銀行
・病院
・ホテル
など
神戸女学院大学の建物群は重要文化財に指定されている。
その中に松居一代さんが通った学校があります。
松居一代が通った中学・高校
松居一代さんがブログで自身の中学・高校もことを話されていました。
その学校とは、近江兄弟社中学校・高等学校。

滋賀県近江八幡市にあるキリスト教主義の私立中学校・高等学校です。
国際人教育や英語教育に熱心な学校として知られている。
・世界に20校の姉妹校・提携校がある
・校歌は英語
キャンパスは美しく雰囲気も良いため撮影のロケ地にも使われている。
・パナソニック
・映画「偉大なる、しゅららぼん」
近江兄弟社中学校・高等学校の思想
ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんとその妻の一柳満喜子(ひとつやなぎまきこ)さんによって創立された近江兄弟社中学校・高等学校。
その教育は、「イエス・キリストを模範とする人間教育」が根底とされています。
具体的には以下のように願いがあるようです。
生徒一人ひとりの存在が家族、友人、社会にとってかけがえのないものであること、 そして学園での学びを通じて「地の塩・世の光」として 自分のためだけでなく社会や人のために何が出来るかを考え、 奉仕の心と正義感をもって行動できる人間に成長してほしい
引用:http://vories.ac.jp/SeniorHigh/introduction/
近江兄弟社中学校・高等学校の教育をもう少し細分化すると、「考える力」、「判断する力」、「表現する力」を育むとしています。
松居一代さんはここでの教育をこう評しています。
自分の主張をしなさい
間違っていなければ、
声を出しなさい
神様に、感謝をしなさい
この教育理論のもとで
あたしは、教育を受けた引用:https://ameblo.jp/matsui-kazuyo/
松居一代さんがブログでおっしゃるように、一般的な日本の教育は右ならえの一辺倒かつ自己主張をし辛いものだと思います。
こういう教育では、これからの社会で必要な自己判断力や自己表現力というものがあまり育まれなかったのも容易に想像ができます。
その点で、日本の教育に危機感を持ちヴォーリズ学園郡(幼稚園と小学校もある)を創立したウィリアム・メレル・ヴォーリズさんは、非常に先見の明があり、貴重な存在だと感じました。
創立が1922年ということで約100年前からこのような教育をされていることに驚いたとともに、現代の自己表現力やグローバル力のいくぶんかはウィリアム・メレル・ヴォーリズさんの影響があるのではないかと想像してしまいました。
ここの卒業生である松居一代さんはここで教育された自己主張力を大いに発揮してこられました。
今では、現代のツール、SNSを駆使し社会に自身の主張を撒き散らしお騒がせな人になっているわけですが・・・
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