紗栄子さんがイギリス移住を発表しました。
イギリスに移住するのも子供がイギリスに留学したいからとのこと。
ここでは、紗栄子さんの息子が留学するイギリスの学校、イートン校についてまとめました。
気になる学費や偏差値、日本人出身者とは?
イートン・カレッジ データ
名称:Eton College
正式名称:King's College of Our Lady of Eton beside Windsor
創設:1440年
ロンドン西部にある1440年に創設された英国の男子全寮制パブリックスクール。
13歳から18歳までの中高一貫校。
各界に多くの著名人を輩出している。
特に過去19人の首相が卒業している英国一の名門校。
イートン校での学校生活の様子
イートン校の学費と偏差値
イートン校の学費は年間およそ34,000ポンド。
記事執筆時のレート、1ポンド-141.50円で換算すると4,245,000円になります。
ちなみに日本の「高校」の授業料を除き3年間でかかる合計金額は、
- 公立高校:約70万円
- 私立高校:約215万円
とか言われています。
偏差値に関してですが、まずイギリスには、日本の「偏差値」という考え方はありません。
あるサイトでは偏差値は75以上必要で東大が偏差値75なので東大の学力以上必要だとか書いてありました。
イートン校への入学には学力だけではないんですね。
入学するための様々なテストや条件があります。
イートン校への入学条件
イートン校への入学条件は、調べたところこんな情報がありました。
イートンテストと呼ばれる1次と2次の試験に合格すれば入学できる。
だが、この受験期間が2年に渡るそう。
そして日本であれば小学6年生の時に始まる中学受験が、イートン校入試の場合は小学5年生の時から始まるという。
また、遅くとも11歳の時点でイギリスの小学校に通っている必要があるという情報もあります。
- 国籍は問われませんが遅くとも11歳の時点でイギリスの小学校に通っている必要がある。
- 11歳の時にイートンカレッジのプレExam(イートンテスト1次試験)を受ける
- その後コモンエントランスというテスト(イートンテスト2次試験)の成績で振り落とされる
試験の内容は、
- 語学やスポーツなど多岐にわたり泊まりがけで行う
- 面接試験では、幼い11歳の少年たちが1時間礼儀正しく振舞う
という情報があります。
学力と運動神経、品位を兼ね備えた者だけがイートン校への入学を許可されるようですね。
ちなみにイートンテストに合格するまでは学校見学すらさせてもらえないそうです。
紗栄子さんの子供はテストに受かったのでしょうか?
また、学力は言わずもがなだが出自・家紋も考慮されるといいます。
イギリスの小学校の校長から推薦をもらって受験したという日本人の方もいました。
先ほどの学費も考慮すると、6年間通い続けるための財力も必要になってきますね。
イートン校の日本人出身者は?
さて、そんなイートン校に入学し卒業した著名な日本人が一人だけいました。
その名は、
徳川家達
(参照:Wikipedia・イートン・カレッジ出身の人物)
徳川家達は、1863年8月24日-1940年6月5日の江戸時代末期 (幕末)から昭和時代前期を生きた人でした。
徳川家の16代にあたります。
主な経歴は、
第4代から第8代までの貴族院議長
ワシントン軍縮会議全権大使
1940年東京オリンピックの組織委員会の委員長
第6代日本赤十字社社長
華族会館館長
学習院評議会議長
日米協会会長
明治10年(1877年)、イートン・カレッジに留学しました。
明治15年(1882年)10月に帰国しました。
約5年間イートン・カレッジで学びました。
名前:徳川家達(とくがわいえさと)
生誕:文久3年7月11日(1863年8月24日)
死没:昭和15年(1940年)6月5日(満76歳没)
父母:父・徳川慶頼、母・高井武子
イートン校は観光ができる
イートン校は観光ができます。
現在のイギリスで使用されている最古の学校教室であるローワースクール、創設当時のゴシック様式で建築された礼拝堂、校庭と回廊、イートン校歴史展示館を見て回ることができます。
拝観料
- 大人3.80ポンド
- 小人およびシニア3ポンド
住所
イギリス 〒SL4 6DW ウィンザー
電話
+44 1753 370100
アクセス
最寄り駅:Windsor&Eton Riverside駅
地図