違法な取引などがされる「ダークネット」に対し、NTTグループとイスラエル企業のケラ社が提携し事業を展開していくようです。
2020年の東京オリンピックに向けて、日本がサイバー攻撃の標的になるケースが増えると見られているからだそうです。
ここでは、ダークネットの紹介と入り口や入り方といくつか日本のサイトなどをまとめました。
ダークネットとは?(画像/動画)
まず呼び方ですが、たくさんあります。
ダークネット、ダークウェブ、ディープウェブ、深層ウェブなど。
細かく見ると違いがあるようです。

ディープウェブ、深層ウェブよりさらに奥がダークネット、ダークウェブのようです。
ここでは、最近使用されているダークネットで統一します。
ダークネットとは、internet explorerやgoogle chromeなどの一般的なブラウザからアクセスできないウェブサイトのことです。
そして、ブラウザインターネット上で到達可能なIPアドレスのうち、特定のホストが割り当てられていないアドレス空間のことを言います。
つまり、アクセスが匿名化されているということです。
そういった理由から、世界中から犯罪者が集まっていたりする訳です。
例えばこんな非合法なコンテンツの売買サイトなどがあります。
違法なサイトの例 「Silk Road」

このサイトの主催者は2013年10月にFBIにより逮捕されています。サイトも閉鎖されました。
ただ、ダークネットは匿名性が高いというだけで、ダークネットそのものは違法ではありません。
ダークネットは、非合法コンテンツの売買などに使用されるだけではないんです。
個人ユーザーでも自分のプライバシーを守って匿名でインターネットを利用したい時にも使用されます。
有名どころでいうと、Facebookはダークネットにウェブページを持っています。
ちなみにFacebookがダークネットにウェブページを持っている理由は、政府が通信を監視してコントロールしようとしているケースを想定しているからだそうです。
ダークネットが犯罪に利用されている現状の動画
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ダークネットの入り口と入り方
まずおおまかな流れとして、ダークネットの入り口や入り方は、
- Tor Browserをダウンロードする
- 特定のURLにアクセスする
という順序になります。
ダークネットには、専用のブラウザから入ります。
その代表的なブラウザが「Tor Browser」というフリーソフト。

公式サイトからご使用のOSに対応したものをダウンロードします。
日本語版があります。
詳しくは、以下のサイトに載っています。
自由なブログ Librtier
スマホの場合は、iphoneでは「Onion Browser」、androidでは、Proxyアプリの「Orbot」とブラウザ「Orfox」をあわせて使う方法があるようです。
ダウンロードができたら、Tor Browserを使ってあとは特定のURLにアクセスするだけということになります。
ダークネットの入り口と日本の2chなどサイトを紹介
ダークネットの入り口ということにもなる特定のサイトを紹介します。
安全なものと言われているサイトになります。
通称onionサイトと呼ばれています。[/aside]
Facebook
https://www.facebookcorewwwi.onion/
こちらが上述のFacebookサイトです。
実名制のSNSなのに匿名性のあるonionサイトがあるのも変ですね。
onionちゃんねる
http://xiwayy2kn32bo3ko.onion/
こちらが日本で最も有名なonionサイトです。
2ちゃんねるみたいな掲示板です。
Bloodshed diary(流血日記)
http://twiw7wrnvpvebg5t.onion/index.html
個人の方が運営しているごくごく一般的なブログです。
他にももっと見たい方はこちらで。
自由なブログ Librtier
最後に
ダークネットは利用者によって良いものにも悪いものにもなります。
ダークネットは、犯罪に使われる側面もあり、個人の自由を守る側面もあるということですね。
ちなみに、違法行為や違法な書き込みは身元が特定されます。
身元が絶対にバレないというものではありません。
過去には、身元が特定されて逮捕者が何人も出ています。