ロンドン世界陸上2017、男子400mリレー。
ウサイン・ボルトさんがまさかの転倒し途中棄権となりました。
ここでは、転倒し途中棄権となってしまった理由&原因と怪我の内容と実際の映像をまとめました。
織田裕二さんのコメントもあります。
ウサイン・ボルト プロフィール

名前:Usain St. Leo Bolt(ウサイン・セント・レオ・ボルト)
愛称:ライトニング・ボルト
生年月日:1986/8/21(執筆時30歳)
出身地:ジャマイカ・トレローニー
身長:196cm
体重:93.89kg
職業:陸上短距離選手
自己ベスト:100m-9秒58(2009)、150m-14秒35(2009)、200m-19秒19(2009)←全てが世界記録
【通算メダル】
オリンピック
100m、200m、4×100mリレーの3冠を3大会(北京、ロンドン、リオデジャネイロ)連続で達成したが、後に北京でのリレー金メダルが剥奪されたため通算金メダルは8個。
世界陸上
100m、200m、4×100mリレーの3冠を3度達成し、100m二連覇(三回優勝)・200m四連覇・4×100mリレー四連覇の通算11個の史上最多となる金メダルを獲得。
2004年、アテネオリンピックで一次予選で惨敗。
2007年、世界陸上選手権200m決勝で銀メダルを獲得。(金メダルはダイソン・ゲイ。)
2008年、8月16日、北京オリンピック陸上男子100m決勝で、レース前に、後にボルトの象徴となるポーズを見せた。
レースでは中盤から他選手を圧倒、最後の数歩を両手を広げ流して走り、フィニッシュの際も胸を手で叩く程の余裕を見せた。それでも自らの世界記録(当時)を0秒03上回る9秒69(+0.0m/s)の世界新(当時)で圧勝という結果。
200m、400mリレーでも優勝し3種目において全て世界新記録での優勝。これはオリンピック・世界選手権を通じて史上初。
しかし、2017年のドーピング再検査にてリレーのメンバーだったネスタ・カーターに禁止薬物の陽性反応が出たため400mリレーでの金メダルは剝奪。
2012年、ロンドンオリンピックで100m・200m・400mリレーの三冠を達成。(100m・200mの2連覇は史上初)
2013年、世界陸上モスクワ大会で100m・200m・400mリレーの三冠を達成。
2015年、世界陸上北京大会で100m・200m・400mリレーの三冠を達成。
100mは、中盤からウサイン・ボルトとジャスティン・ガトリンの二人による一騎討ちでガトリンは9秒80、ボルト9秒79という僅か100分の1秒差であった。
2016年、リオデジャネイロオリンピックで100m・200m・400mリレーの三冠を達成。
ボルトが転倒し棄権した映像!【400mラストラン動画・世界陸上2017】
こちらがその衝撃映像。
ウサイン・ボルトさんのラストランです。
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ボルトが転倒し棄権した理由&原因と怪我について

ウサイン・ボルトさんが転倒して途中棄権することになってしまった理由や原因と怪我について調べました。
ウサイン・ボルトさんが転倒した理由は、左太もも裏のけいれんによるものでした。
いわゆるハムストリングです。
足の怪我、つまり損傷してしまったことによるものでした。
レース後に大会運営側に問題があったとジャマイカのチームメートが怒り
また、チームメートがウサイン・ボルトさんのハムストリングがけいれんを起こしてしまった原因として、レース前に待機する招集所が寒すぎたと発言しています。
第3走ヨアン・ブレイクは、
「彼らはあまりに長く僕らを招集所で待たせ続けた。ウサインは本当に冷え切っていた。実際に僕にこう言ったんだ。『ヨアン、これはクレイジーだと思うよ。40分間も待たされて、(その間に)自分たちの出番の前に2回のメダル授与式が行われているなんて』とね」
引用:http://news.livedoor.com/article/detail/13467359/
と話し、
第1走者のオマール・マクロードは、
「これはバカげている。我々は屋外で45分間も待たされ続けた。レース前に3つのメダル授与式を行われたと思う。体を温める続けるのに必死だったんだ。これはバカげている。本当に待たされ続けたんだ」
引用:http://news.livedoor.com/article/detail/13467359/
と話しました。
ハムストリングのけいれんは身体が冷えてしまったからだということでした。
これに関しては、他の方も言っているように選手全員が同じ条件だったので擁護はできませんが1つの原因としてあるのでしょう。
ボルトはかねてから足に問題を抱えていた?
2016年7月1日のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねたジャマイカ選手権にてウサイン・ボルトさんは脚を損傷して100m決勝を棄権しています。
100mの予選、準決勝と走り、足に違和感を覚えていたところの棄権でした。
声明にて、
「昨夜の予選でハムストリングに違和感を覚え、今夜の準決勝でも同様だった。選手権の医師の診察を受けたところ、グレード1の損傷と診断された」
と明かしています。
なんとこの時も痛めたのはハムストリングでした。
グレードには三段階あり、グレード1の損傷は、ハムストリングのけがの度合いで最も軽いものです。
筋肉の張りで、回復には数日から1週間程度を要します。
グレード2の場合は部分断裂、グレード3の場合は完全断裂で、それぞれ完治には数か月かかります。
そのため、200mも欠場しています。
去年も足の調子は良くなかったようです。
100m決勝後のインタビューにて
今大会の100m決勝のインタビューにて、
「400mリレーは出場する」
「言い訳はしたくない、この走りで納得して走り終えたい」
と話していたウサイン・ボルトさん。
[tweet 893948552358969344 align='center' lang='ja']
結果はご覧の通り。
最後は歩いて仲間とともにゴールでした。
陸上選手としてのラストランがまさかの途中棄権。
これもまた一つの伝説と言えるでしょう。
織田裕二のボルトラストランへのコメント
[tweet 896487603288948737 align='center' lang='ja']
織田裕二さんのコメントは以下のような内容でした。
- むしろスッキリしている
- ボルトらしい
- 引退していく男だということをはっきり分からせてくれた大会だった
[kanren postid="5804"]
ボルトの引退理由
ウサイン・ボルトさんはこれで陸上選手を引退してしまいます。
ウサイン・ボルトさんが引退する理由はこうでした。
「陸上で欲しいと思っていたものはすべて手にした」
このように発言しています。
最後は残念な終わりでしたが、ウサイン・ボルトさんが言う通りあなたは世界の頂点です。
素晴らしい走りをありがとうございました。